前世療法とは
ヒプノセラピーでいう【前世療法】とは、一般的に想像される前世と話が違います。
「あなたの前世は○○です」といういわゆる自分の前世がどこそこの国の王女さまだった、などの前世をあてるというものではないということです。
ではどういったものなのか、といいますと前世という概念があったとしてあなたのテーマとする問題、その感情を感じた前世に戻る、というものになります。
年齢退行療法をしていく中で今の人生よりも前にさかのぼる事例があったことから広まりました。
実際に前世があったなかった、本当の前世かどうかなどは証明のしようがありません。
ですが前世があったとして、輪廻転生があったとして、という状態で始めるのでたとえあなたが普段前世というものを信じていない場合でもセッションは可能です。
「前世療法」という本を書いたブライアン・ワイス博士は著書の中でキャサリンという患者に対し年齢退行を行いましたが症状の改善が見られないことから症状の原因までさかのぼりなさいという指示を出したところ、キャサリンは前世の記憶を語りだしました。
科学的根拠を重んじる博士にとって衝撃の出来事でした。
私も科学的根拠ありきのタイプだったためこの前世療法という本は驚きの連続だったことを覚えています。
興味がありましたら是非読んでみてください。
前世療法と聞くとなにかすごい体験ができるような気がするかもしれません。
ですがあなたの頭の中に浮かんできたイメージを私に話してもらうだけです。
一見それはあなたにとって「ただの創作物語では?」と思うかもしれません。
ですがその語られるイメージがただの創作とは思えないようなつながりを見出すことがあります。
また、催眠中におけるイメージの80%は前世の記憶だということもブライアン・ワイス博士はおっしゃっています。
今の世の中でも議論は続き研究がされていますが前世療法で前世の記憶を語りたどっていくことで心身が癒されていくという事実が多くの注目を集め、今後さらに広がりを見せていくのではないか、と考えています。
私自身も何度か前世療法を受けていますがいずれのセッションでも今の私に通ずる事柄を発見しています。
あなたも自分自身の価値観・こだわり・感情の理由にたどり着けるかもしれません。